社会福祉法人 多摩同胞会

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多摩同胞会を知りたい方

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理事のリレーメッセージ

理事10名が個人の経験や考えについて、毎月交代でメッセージをお送りします。

  

平成28年度(2016年4月~2017年3月)

2017年3月 理事のリレーメッセージ

生命のあたい

空と若葉

日曜日、寝坊して11時過ぎに起きた。ガラス戸越しに外を見ると珍しく快晴の暖かそうな景色が見え、その中に、南西方向の近くに天王山、南のやや遠方に男山が冬でも緑の姿でそこにあった。年齢の所為かそれを見て幸せを感じる。

ところが、トランプパフォーマンスにかわってニュースの一面を飾り続けるのはクアラルンプールでの暗殺事件。その少し前には、シリアのアサド政権が拘束中の政治犯を深夜ひそかに目隠しして連れ出して処刑しているという血なまぐさい新聞記事が見られた。政権には100%支持されるものなどあり得ない。そんな気持ちの悪い状況を無理矢理つくろうとすれば、反対勢力の存在を許す民主主義制度を否定するしかない。こうして、独裁政権のもとでは、あたかも21世紀から中世に戻ったかのように人の命が軽く扱われる。

それは、独裁政権の弱さの表れなどと「分析」する気にはとてもなれない。

理事 板垣 光繁
(江東総合法律事務所 弁護士)


 

2017年2月 理事のリレーメッセージ

高齢ドライバーの免許返上のこと

虹

このところ高齢ドライバーの大きな事故報道がにぎやかである。これまでにもあったのだろうが、免許人口の多い層が高齢に達して、運転割合が増えていることの影響ではないかと・・・。78歳の自分でも、運転操作のミスの危険を自覚するにつけ、そろそろ返上を考えた方が、無難ではないかとも思うのだが・・・。しかし、小高い山の上のニュータウンで、2千戸程の住宅地が、今や限界集落化し、空き家が増え続ける状況の私が住む街では、少しまとまった買い物や医療機関に行くには、少なくとも歩いて30分から1時間、山を下り、帰りは山を登る状況を考えたら、車が手放せない有様ではある。高齢者など交通貧困層への外出支援策がなければ、日常生活の一層のレベル低下は避けられない。大都市状況だけからの発想の、親切ごかしの問題提起には、ほとほと困り抜く場所もあることを、視野に置いてのあり方論議が不可欠ではある。

理事 小笠原 祐次


 

2017年1月 理事のリレーメッセージ

変貌する地域社会に向けて

泡盛シーサー

頻繁に到来する初秋の台風の合間を縫って25年ぶりに沖縄を訪問した。最初に訪れたこの地は、鉄道のない県として戦後復興、新たな基地のあり方が問われていた時期でもあった。オバマ米大統領の広島訪問が、戦後のけじめとして国民の関心が高まる中、町並みは当時と大きく変わっていた。幹線道路の脇にはモノレールが縦横に走り、大勢の市民に利用され、道路は本土と見間違えるほどの賑やかな環境にあった。

戦跡を訪ねる旅ではなかったが、ひめゆりの塔・平和祈念資料館は以前にもまして多様な記録を収蔵展示し、戦時の様相を具体的に表現し、忘れえぬ記憶を再びよみがえらせた。旧海軍司令部壕には、「壕は語る戦争の悲惨さと平和の尊さを」また、海軍壕公園は「次世代に伝える平和の発信と交流の場づくり」として子供たちの遊び場や憩いの場として整備され、まさに本土では忘れつつある基地の島としての面影をとどめていた。

一方、14世紀末に創建され、世界遺産に登録された首里城正殿など中国と日本文化も混合する琉球独特の文化様式も徐々に復元整理され、現在も発掘調査が進められていた。歴史そして自然遺産としての保存活動だけでなく、海洋資源の継承など戦後日本を支えた佇まいを彷彿させる新たな原点を再認識した。

当法人も昨年70周年(古希)の節目を迎え、新たな旅立ちのスタートに立った。社会保障の在り様が変遷する中、母子寮からスタートした活動も現在では多世代にわたる総合的な福祉事業の担い手として利用者の期待が高まっている。

新たな年を迎え、制度改正に合わせ「多摩同胞会」はどのような舵取りをするか、「利用者本位」「一人ひとりの利用者と向き合い」「家族を支援し」「地域を支える」法人ポリシーについての評価が始まっている。職員一人ひとり、個々の施設単位で地域を支える具体的な展開について真摯に向き合う年としたいものである。

理事 佐藤 昌美


 

2016年12月 理事のリレーメッセージ

学校給食がフルコース

クリスマスツリー

巨体を揺らしながら、アメリカ社会の不条理を突撃取材で追求してきたマイケル・ムーア監督の新作『世界侵略のススメ』を観た。

今回はアメリカが失った「理想」を求めて主に欧州諸国を歩き回り取材するのだが、具体的に映像として見せられると驚く事ばかりであった。

フランスでは小学校の給食時間を体験する。食堂で陶磁器の食器に、前菜はホタテのカレー風味、メインディッシュはラム肉の串焼きとチキンのクスクス添えでチーズとアイスクリームのフルコースを、子ども達が仲良く美味しそうに食べている。ムーア監督がアメリカの給食の写真を子ども達に見せると、一斉に顔をしかめて「気持ち悪い」の声、調理担当のシェフが「食べ物じゃないね、これは。これでは子ども達が気の毒だよ」と嘆き、行政の責任者は「人間にとって食事がいかに大切なことかを子どもの時から学ばせるのです」と語る。

そしてフィンランドの教育現場に突撃取材。この国の子ども達の学力が飛躍的に向上し世界一になった秘密とは何か。なんと授業時間を減らし、宿題を廃止した結果なのだ。美術や音楽も含め、子どもの将来を見据えて各自の希望に沿った内容を教え、放課後は友だちと遊び家族と過ごす。ストレス無くのびのびと学んだ方が、脳が活性化して結果として学力がつくとのこと。教師達が異口同音に「学校とは、自分や他人を尊重し、幸せになる方法を見つける場所なのです」とインタビューに応えていたのが強く印象に残る。

ひるがえって、日本の場合はどうか。原発事故で避難してきた同級生を「バイ菌」と言っていじめる子がいるという。昨年度は遂にいじめの件数も学校への不登校も、過去最多と文科省より報告されている。この映画の中で、ヨーロッパの人々が最も多く口にしていたのが「人間の尊厳」という言葉であったことを、深く心に留めたい。

理事 鈴木 龍一郎
(写真家・日本写真家協会会員)


 

2016年11月 理事のリレーメッセージ

After you

緑の小道

先日某コンビニの出入り口でのこと
私が入ろうとすると、若い男性が出ようとするタイミングでした。
若い男性に出口を譲ろうと、私が左側によけたところ
ほとんど同時に、その男性も身をよけ、私に入口を譲ってくれました。
一瞬 双方目が合い 次は目と目で譲りあい・・
少なくとも私にはそんな風に感じられました。

少しばかり人生の先輩かなと思い、ありがたく先に進みました。
「ありがとうございます」とひと声かけると
「いえ、どうぞ」と返してくれました。
朝のほんのひと時の出来事で
その日がとても心地よい一日に感じられました。

さて このように当たり前だと思えるやりとりが
はたしていつでもできるでしょうか。
私がいそいでいるとき、また朝から気持ちに余裕ないとき
逆に、相手の男性がそのようなときだったら・・・
と考えると 同じ状況が生まれたかわかりません。

先日法人主催の心のケア研修で、心豊かな考え方や
気持ちを言葉であわらすことなどを学びました。
これからも、心地よい一日がすごせるよう
意識していきたいと思いました。

理事 坂本 卓穂
(岩本町ほほえみプラザ館長)


 

2016年10月 理事のリレーメッセージ

25年ぶりの優勝

広島球場

今日9月10日、カープがリーグ優勝しました。25年も優勝から遠ざかり、あまりに永かったので優勝などあり得ないとすっかりあきらめていました。
しかし、今年のカープは、初期にはエルドレッドの活躍で勝っていた印象がありましたが、実際には1番~6番までの強力な打撃陣、MLBでさえ顔色を失う菊池2塁手の超人的守備力、前田投手のドジャース移籍にも拘わらず黒田の影響を受けた野村をはじめとする安定した投手陣の存在が、ファンの私に頼もしさを与えていました。
私がプロ野球ファンになったのは遅く、37~8歳のころ、1980~81年ころでした。テレビ観戦で野球に興味を持ち、どこかの球団を応援しようと考えたとき、1975年にセリーグのお荷物球団が初優勝したという新聞記事を、当時は野球に興味がなかったのになぜか思い出し、市民がカンパして支えたという球団の成り立ちにも共感して、広島カープのファンとなりました。
資金が潤沢でないカープは、高給で有名選手を獲得するのではなく、高校出身の若手を育てることを重視したり、ドミニカに野球学校を作って選手を育成する試みなどをしており、ジャイアンツの対極にあるチーム作りに魅力がありました。
以来、切符の入手しやすい神宮球場で広島・ヤクルト戦を、毎年数試合ですが夫婦で観戦していました。山本浩二、衣笠祥雄の二人が全盛のころ、1・2塁の二人の2・3塁へのダブルスティールを三塁側内野席で見て、その迫力に感動したものです。その後、打撃陣では前田・江藤、投手陣では北別府・川口・大野などに恵まれ、毎年Aクラスで優勝争いをしていました。
しかし、そのころのカープは、投手王国ではあっても貧打ともいえる打撃陣の不安定さがありましたが、今季のカープは、はるかに投打のバランスの良い安定したチーム力を有していると思います。緒方監督の意外な(!?)有能さを称え、同監督を信頼して、日本一をぜひ実現してもらいたいと思っています。

理事 板垣 光繁
(江東総合法律事務所弁護士)


 

2016年9月 理事のリレーメッセージ

うすらいでいく「敬老」の日

老人をいたわる手

今年も敬老の日を迎えます。老人福祉法の理念として、多年にわたり社会に貢献してきた老人を敬愛しなくてはならないと詠われ、敬老の日が定められました。
老人福祉法が成立して4年後、私はこの法人の職員になりました。当時65歳以上の方は明治35年以前に生まれた方、全ての方々の心に戦争の爪跡が深く刻みこまれていました。夫と一人息子が共に戦死しひとり残されたKさん、右足の膝から下を失って働く場をなくしたSさん…。 文字通り、社会全体で高齢者を敬愛し、その生活が不安のないように支えなくてはならないことを明記した福祉法でした。十分ではないけれど、衣食住の不安なく、ささやかな教養や娯楽もある生活を提供する老人福祉施設でした。
何の迷いもなくお年寄りと共に、暮らしやすい生活の場づくりに一直線に向き合っていました。

それから50余年、遙か遠くに過ぎ去った日々とともに、敬老という言葉が揺らいでいきました。
先日某紙に電車内の一般席に座っていてとがめられるような言葉をなげられたという高齢者からの投書がありました。意味がよくわからなかったのですが、優先席があるのだからそちらに座るべし、一般席に座られては自分たちの席が少なくなるということだったようです。敬老以前の差別や排除にもつながるような発想に驚きました。

子どもを慈しみ、年長者を敬い、労り、心身の不自由な方々への共感や誰もがお互いに尊重しあう社会がなぜ戦後70年の歳月のなかで築けなかったのでしょうか。
自己責任で孤立していく社会より、共に支えあい、痛みを分かちあう社会の方がずっと人々の気持ちにゆとりと優しさを生み出すように思うのですが。

理事長 鈴木 恂子


 

2016年8月 理事のリレーメッセージ

春の高山祭

春の高山祭

4月14日 高山着 駅は観光客で、夕方の都内のターミナル駅並みの混雑。
市内は交通規制のため、山車が出発する高山陣屋前まで歩いてゆく。到着すると山車を舞台に行われる「からくり」の出し物は終わったところで、山ほどの人人が、我勝ちに散会するところであった。
夕方から夜にかけて、夜祭の舞台。13台の山車が、明かりをつけ、お囃子で賑やかに、市内のメイン道路を2~3時間かけて、巡行する。山車の華やかな装飾やお囃子の音に、道路端に足を止めて、つい見入ってしまう。お囃子の多くは小中学生。山車を引くのは若者たち。時々7~80歳すぎと思える老人が、先達を務めている山車もあり、山車を管理する町内会の事情が、そんな役割にも表れているようだった。

2日目は、日中の巡行・山車を管理する町内会ごとに、小中学生から若者、年寄りまで、100人を超える大名行列風の行列が、道一杯に通り過ぎる。時におひねりをざるに受けながら、道々を練り歩き、観光客の拍手やため息を誘っていた。こんな手に触れるほどの間近を練り歩く、祭風景に出合ったのは、5~60年ぶりで、小学校時代に舞い戻ったような、変な感覚になっていた。
その後、3台の山車の繰り広げる「からくり」を見る。「からくり」は、江戸時代から伝わる人形作りの技で、1本の橋の上で、童子から鬼神に変身したり、2度3度の変化を見せてくれる。「からくり」にすっかり見とれてしまった。

人ごみは生来好きではないが、子供時代に戻ったような、新鮮な思いで、人ごみにもまれながら、春の高山祭を楽しんできた。

理事 小笠原 祐次


 

2016年7月 理事のリレーメッセージ

社会福祉法の改正と人材の確保

森の中

社会福祉法人の一部を改正する法律が成立したが、今回の改定の柱の一つに福祉人材の確保が挙げられている。国会への提案に際して、福祉サービスの主たる担い手である社会福祉法人が備える公益性や非営利性に見合う経営組織や財務規律を実現し、地域社会に貢献するという社会福祉法人本来の役割を果たせるよう法人のあり方を見直すと同時に、介護ニーズの多様化、高度化が見込まれる中、介護を含めた福祉人材の確保を量と質の両面から総合的かつ計画的に推進する必要がある。だから福祉サービスの担い手である社会福祉法人の改革と福祉人材の確保の促進を一体的に行うことによって福祉サービスの供給体制を確保していくために、この法律を提案したと説明しています。

では、人材の確保について法律では何を規定しているのでしょうか。「社会福祉事業等に従事する者の確保の促進」として第9章に89条から106条までの18条にわたる規定が盛り込まれています。その主な内容をみてみますと、社会福祉事業従事者の確保を目的とした社会福祉法人を「都道府県福祉人材センター」として各都道府県に1か所ずつ設置し、社会福祉事業に関する啓蒙活動、従事者の確保に関する調査研究など必要な業務を行うこと。これら都道府県福祉人材センターの健全な発展、事業従事者の確保、業務に関する啓発、連絡調整、指導助言を行うため、全国に1か所「中央福祉人材センター」を設置すること。さらに社会福祉事業従事者の福利厚生の増進を図ることを目的に、全国に1か所福利厚生センターを設置し、啓発活動、調査研究、事業者に対する指導、助成を行うこと等となっていて、18条中14条が上述の3センターに関する条文となっています。

この後、政令、省令、通達等いろいろな形でこの法律の実効性が確保されていくのでしょうが、18条にわたる条文を読んだ限りでは、日夜人材の確保に追われている事業者の評価は、一言でいえば期待外れということになるのでしょうはないでしょうか。

常務理事 石川 國雄


 

2016年6月 理事のリレーメッセージ

Let's say “Hello!”

新緑の池と赤い橋

今朝の連続テレビ小説で、素敵な言葉がありました。
「ささやかな心掛けで、小さなしあわせが見いだせます。
そんな瞬間を大事にしていく人でありたい」

挨拶というのものも、そんな心掛けのひとつだと思います。
「挨」という字は「心をひらく」、「拶」は「近寄る」という意味があります。
心をひらいて、あなたに近寄りたいというのことが「挨拶」の字義なのです。

みなさんは、自信をもって挨拶をしていますか。
挨拶しましょうと言ってはいますが、これが意外と難しいようです。
しようとは思っても、シャイでつい機会を逸していませんか。
せっかく挨拶しても、誰に言ってるのかわからないと意味がありません。
相手の存在を認めたとわかる行動が必要です。

挨拶は相手の存在を認めること、認められると人は心を許します。
さらに相手の名前を呼ぶと、自分のことを知っているのだとわかります。
なかには名前を呼ばれるのが嫌いな人もいます。
そんな人には、ほかの一言をそえると、新たな一面が生まれます。
親しい間柄であれば、アイコンタクトや手振りだけでも通じあえるでしょう。
挨拶にも百人百様の仕方があるのでしょうね。

私は、日々 ご利用者をはじめボランティアの方々や地域のみなさまと、
また、ともに働く仲間たちと そして自分の家族との
「挨拶」という ほんの一瞬ですが、とても意味ある
コミュニケーションを大切にしています。
ポイントは、 笑顔であかるく、 自らしっかりと、 相手の目をみて
できれば一言そえ、 毎日続けて習慣に。

挨拶上手になれば、周りが笑顔でいっぱいになり、自分も幸せな気持ちになれます。
さあ、恥ずかしがらずに、勇気をもって、「素敵な挨拶」を心がけましょう

理事 坂本 卓穂
(岩本町ほほえみプラザ館長)


 

2016年5月 理事のリレーメッセージ

甘いお話

健康診断

水洗トイレのない頃のお話です

子供が母に「トイレが甘い匂いするよ!」と告げた
母はそんなことがあるわけはないでしょうと怒鳴りつけた
しかし トイレに行ってみると確かに甘い匂いがするようだ 蟻もウロウロしている
おかしい? 誰かがあまいお菓子とか砂糖を落としたのかと「不審」に思ってました その後トイレに行き、用事を済ませた後に自分の尿から甘い匂いが出ていることに気がつきました
次の日にかかりつけ医の先生のところに行き、尿と血液の検査を受けました
尿は尿糖が(+++)空腹時血糖値200以上でした
先生に立派な糖尿病ですと言われ、愕然としました

国、会社、自治体は年に1回無料で健康診断を実施し、受診するように勧めています
悪性腫瘍、高血圧症、糖尿病、動脈硬化症などの成人病を早期に発見しようとしています
皆さん 年に一度は成人病健診を受けてください

理事 田口 俊夫
(医師)


 

2016年4月 理事のリレーメッセージ

70周年を迎える新年度にあたって

桜

2016年の今年、法人は70周年を迎えます。1946年西多摩郡増戸村(現あきる野市)字網代に開設した母子寮(現母子生活支援施設)が法人の原点です。当時の古い写真に写る母親の胸に抱かれた乳児は70歳を越え、笑顔の小中学生は80歳前後、事務室で机に向かう若き青年は今年99歳を迎えられ今もお元気な坂本巌名誉理事長です。

ひとことで70周年といってもそこには多くの人々の生活、人生が切れ目なく縦横に織りこめられた日々の集積です。

当法人も現あきる野市の網代ホームきずなから府中市の白鳥寮、たっち(市委託事業)の児童三施設に加えて、泉苑、緑苑、府中市立あさひ苑(指定管理者)の高齢三施設。そして千代田区の岩本町ほほえみプラザ(指定管理者)、かんだ連雀。2015年度からの千代田区立かがやきプラザ相談センター(委託事業)。計9拠点の事業所に正職員300名、準職員400名近くが働く組織になりました。

これらの事業所を利用される0歳から100歳超の人々の生活を支援し、関わることの重さを職員とともに共有し、心あらたに法人の歴史をつないでいきたいと思います。

新しい年度は、社会福祉法の改正や各地域で開始する新たな総合事業の取り組みへの対応等、課題山積の船出ですが、これからも皆様のお力添えをいただきながら歩みを進めてまいります。変わらぬご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

理事長 鈴木 恂子


 

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