社会福祉法人 多摩同胞会

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理事のリレーメッセージ

理事10名が個人の経験や考えについて、毎月交代でメッセージをお送りします。

       

平成25年度(2013年4月~2014年3月)

2014年3月 理事のリレーメッセージ

年度末を迎えて

チューリップ

毎年3月になると各施設には、今までにも増して慌ただしい緊張した雰囲気が漂います。
それは、雛祭りやお彼岸などの暦予定の援助は勿論ですが、今年度を納め、次年度へ繋ぐ大事なひと月でもあるからです。
各施設は、今期の実践成果と課題を基に地域の特性を活かした事業計画を策定し、予算案を編成します。
そして何より重要なことは、去就や施設間異動、施設内配置換えなどの動向を見極めた職員の組織体制を固め、大きな館の各事業が円滑に推進されるよう、細部まで確認して次年度に備えます。

2月に45年ぶりの大雪で東京の交通がマヒした時も、前日から率先して施設に泊まり、また、当日も2~3時間もかけて汗だくで出勤し、温かい食事や日常の介護を滞りなく提供してくれた頼もしい職員たちがいました。

「利用者が主役」と謳う法人理念がしっかりと根付いている証と誇らしく感じました。
次年度が、更なる飛躍への確かなステップとなり、地域の皆様の安心に結びつきますようにと願っています。

理事 関 道子
(多摩同胞会 サービス向上担当)


 

2014年2月 理事のリレーメッセージ

靖国参拝問題

梅

靖国神社は、明治維新およびそれ以降に戦争など国事に殉じた者の霊を合祀したものです。日本の首相が玉串料をそえて参拝すれば中国、韓国などの外交関係は一挙に悪化しますが、それは戦犯が合祀されているからです。

世界の歴史をみても、戦争は絶えません。聖戦といっても結局は欲得の問題です。太平洋戦争は侵略戦争として現在の外交上では負担を負わざるをえないのです。

国事に殉じた者とは自分が嫌であっても国の方針として戦争に参加させられた人達ですが、沖縄にしても本土でも空襲などで犠牲になった一般人も何十萬人もいます。この多くの方々を祀る場所をあらたに造り、全ての戦争犠牲者を祀り、世界の平和を祈る場とすることが良いと思います。そうすれば総理大臣でも誰でも参拝でき、外交上の問題にもならず、あらゆる国の方々も参拝し花を供えることもできると思っております。

理事 内野 滋雄
(社会福祉法人三徳会 理事長)


 

2014年1月 理事のリレーメッセージ

新春雑感

初詣

皆様明けましておめでとうございます。

我が家では、仏壇の真上に神棚があります。仏壇には1年をとおして絶えず生花が飾られ、毎朝お線香が灯され、お茶があげられていますが、神棚には何もなく、時には下げ忘れた御榊がわびしそうに置かれています。でも暮れになるとしめ縄が新調され、お正月を迎えるとご灯明に守られるようにお神酒と御榊、鏡餅が上げられ、様相が一変します。こんなことを毎年繰り返していますが、仏様や神様はどう思っているのでしょうか。

初詣も50歳位までは、紅白歌合戦を見て除夜の鐘を聴き、その後大國魂神社に行きましたが、寒い中拝殿までたどり着くのに約2時間、そこまでしなくてもと思ってその後は3日の午後に行くようになり、最近では暖かい時間を見計らって近くの神社に行っていますが、どこの神社に行っても、またお賽銭の額によってもご利益は変わらないようです。

ここで大國魂神社の七不思議の一つを紹介させていただきます。それはあの広い敷地の中に松の木が一本も無く、また植えても枯れてしまうということです。昔、大国様と八幡様が武蔵野の野原に出かけたものの夕暮れになってしまい、八幡様が宿を探しに行ったが見つからずに戻って来たとき、大国様がもう待つのはいやだと言ったためだと言われています。府中小唄にも「松は憂いもの杉ばかり」という一節がありますが、興味のある方はバチがあたらないように祈願してから探索してみてはいかがでしょうか。

今年もよい年でありますようお祈りいたします。

常務理事 石川 國雄


 

2013年12月 理事のリレーメッセージ

7年ごとの記録

子ども

テレビの番組とは、消耗品だろうか。いや、そうではない、人々の記憶に長く残り、人生とは何だろう、と考えさせる番組を創れる筈だとイギリスのある民放局が考えた。

この8月、NHKがイギリスITV制作の『7年ごとの記録 56歳になりました』を放映し、それを観ながらつくづくと色々思わされた。今から50年前の1964年、さまざまな環境に育つ7歳の子供たちが一堂に集められ、インタビューに答えて将来の夢や希望や不安を語り、そして7年後の14歳、そして又、21歳、28歳・・・と同じ人物を7年ごとに撮影し、なんとあの7歳の少年・少女が56歳になってインタビューを受けている。

ロンドンの下町育ちのスーは、24歳で結婚して2人の子供の母親となり、離婚してシングルマザー、苦労して子供を育て、42歳で新しい彼と出会って56歳の今も婚約中。責任ある仕事と趣味の演劇サークルに通い、豪邸にも世界一周旅行にも縁はないけど、温かい家庭と食事があればそれで十分と明るく笑う。

寄宿制の小学校で、将来は人々の暮らしをよくするんだ、と語ったブルースはオックスフォード大学に進み、卒業後は教師となり42歳で結婚して2人の息子の父親、休日には息子たちとキャンプに行き、56歳の今も教師を続けている。子供に何を望む?の質問に、がむしゃらに働いて社会的成功を目指すよりも、バランス良い人生を歩んでほしいと語る。

騎手になりたいと7歳で語った腕白少年のトニーは、14歳で騎手見習い、15歳で学校は退学、騎手になったがその後28歳で自分の車を買いタクシーの運転手、精力的に働いて48歳でマイホームを入手。子供は3人、不況で困っている家具職人の息子にタクシー運転手を勧めて、資格試験に受かったと大喜び。自宅を担保にスペインに別荘を買い、休日には家族総出でスペインへ。今ある家族の幸せは、すべて女房のお陰だよと語る56歳のトニー。

人間は、人様々な人生を歩む。
番組の結びの言葉は・・・7歳までに人はつくられる、であった。

理事 鈴木 龍一郎
(写真家・日本写真家協会会員)


 

2013年11月 理事のリレーメッセージ

憲法改正の制約

秋の公園

憲法96条は、改正手続について「この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。」と定めています。

そして、平成19年に成立した憲法改正手続法は、国民投票での賛成の投票数が投票総数の2分の1を超えれば、国民の承認を経たことになると規定しています(同法126条)。有権者総数の過半数ではなく、最低投票率の定めがない投票総数の過半数なので、投票率が50%の場合、有権者の25%強の賛成で承認されたことになります。

いずれまた政治日程に上るでしょうが、本格的な憲法改正の前に、96条のみを改正し、両議院の総議員の過半数の賛成で憲法改正を発議できるようにする動きがあります。両議院の総議員の3分の2以上はハードルが高すぎるというわけです。小選挙区制のもとでは議会の過半数の意思なるものは変転し易いことを勘定に入れると、憲法改正手続は厳格であるほうが良いと思うのですが…。そこで、パソコンで各国の憲法改正手続を調べてみました。

米国は、連邦議会の両院で3分の2以上の賛成で発議し、州議会の4分の3以上の承認が必要。オーストラリアは、両院の過半数で可決し、州民投票で過半数の州が賛成し、かつ全選挙人の過半数の賛成を得られることが必要。ドイツは、両院の3分の2以上の賛成で、国民投票はない。スウェーデンでは、国会(1院制)が改正案を2度議決し、2回の議決の間に国会の総選挙が行われなければならない。国によりさまざまな工夫があるようです。

久しぶりに40数年前の憲法の教科書を開きました。そこで、以下のことに気付かされました。憲法の基本原理を改変することはできない、という「憲法改正の限界」論です。憲法の基本原理とは、日本国憲法の根底にある国民主権主義・平和主義・基本的人権の尊重の三つであり、この基本原理を覆すことになれば、それは憲法改正ではなく憲法の破壊であり、憲法を超えた革命行為であると説かれています。

前文は名文です、その一節。「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」

改正し易くするという姑息な考えで憲法改正手続を簡易なものに改めるのは「国を誤る」のでは…、と危惧します。

理事 板垣 光繁
(江東総合法律事務所弁護士)


 

2013年10月 理事のリレーメッセージ

オリンピック狂騒の中でふと思う「福祉」

紅葉

9月8日早朝、2020年のオリンピック開催国が、日本に決定した。案の定、その日からメディアを中心として、オリンピック開催の狂騒が始まった。国・国民の雰囲気が高揚し、景気が刺激され、経済が上向き、これで消費税UPの条件が整ったと、あれこれの人々が喜びを表し、街中を歩く人々のオリンピック歓迎の声を流し続けている。
しかし、宮城県知事は土建ブームにあおられ、資材の高騰、職人の確保難が一層ひどくなり、災害復興の支障になる危惧を指摘していた。原発被害で未だに地元に帰れない被災者や福島、茨城の漁業関係者は、安倍総理の「汚染水の影響は、原発港湾内0.3キロメートルの範囲にブロックされている」宣言に、「東京に影響ないから、かまわないのか」と、怒っていた。被災地や原発汚染地帯を視野の外に置きながら、「復興支援オリンピック」という動きに、これからのオリンピック特需の中で、介護・福祉の分野も、視野の外に置かれて、特に職員確保面でひどい苦労を強いられかねない事態を、ふと思ったりしている。

理事 小笠原 祐次


 

2013年9月 理事のリレーメッセージ

敬老の日

里の風景

明治・大正や昭和1桁生まれの高齢者にとって8月は鎮魂の月です。

そして9月に入ると1日の関東大震災の教訓に学び、15日に敬老の日を迎えます。この時期は一年のうちでもとりわけお年寄りの過ごし方を深く思い、その多くの苦しみ悲しみに近づきたいと願う月でした。

当時仕事の根拠は老人福祉法でした。法の理念は第2条にあります。


(基本的理念)第2条
老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ、豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする。


明治・大正生まれのお年寄りと向き合いながら、30代の私は自分が老人になったとき大震災や戦争を乗り越えられてきた方々とは違うから敬愛される立場ではない、でも一人の人間として老いても尊重される存在としてこの法の理念がひきつがれてほしいと考えていました。
しかし2000年以降、この法に位置付けられていた老人福祉施設や高齢者の在宅サービスの多くは介護保険制度に移行しました。高齢者に介護が必要となることはリスクであり、負担であるから社会で分担するという説明で保険制度が導入されました。敬愛される立場から一気に社会の負担に追いやられた思いでした。老人福祉法も現行法ですが、法律の理念を生かす具体的な仕組みも財源も明らかではなく、保険制度に収斂されています。
介護保険制度も10余年を経て、さまざまな課題が明らかになり、今あらためて「介護の保険」を限定する議論がされています。介護の保険と生活を保障する福祉制度の両方の充実があって、人は安心して老いることができます。
老人福祉法がしぼんでしまい、保険制度・契約・自己責任の社会になったことと高齢者をとりまくさまざまな深刻な実態(孤独死・受刑者増・老老介護の孤立化の中での発生する熱中症死・ゴミ屋敷化などなど)は無関係とは思えません。
敬老の日を定めた老人福祉法制定50年目の2013年9月あらためて老人福祉の原点を考えてみたいと思います。

理事長 鈴木 恂子


 

2013年8月 理事のリレーメッセージ

ティーグランド

ゴルフ

聞きなれない言葉と思われるでしょうか? ティーグランドとはゴルフのプレイ中において最初にゴルフボールを打つところです。
ティーグランドには、1)青マーク(バックティー) 2)白マーク(レギュラーティー) 3)茶マーク(シニアティー) 4)赤マーク(レディスティー)があります。
1)は試合用または遊び 2)は練習または遊び 3)はいわゆるシニアの人 4)は女子が第1打を打つと決められています。
わたしは47歳ころからゴルフをはじめました。最近まで1)、2)でティーショットを打っていました。
亡くなった浅川先生とはいつも一緒にラウンドしており、お互いにシングルハンディまでいきました。
いまではハンディキャップは28です。
1年くらい前までは1)、2)でティーショットを打ち、100前後のスコアでラウンドしていました。ところが年を取りすぎて飛ばなくなったのでしょう、1ラウンド110~120くらいのスコアとなりました。
80歳をすぎた年齢ではドライバーで200ヤードも飛ばすことは無理だと諦めました。そこで思いきってシニアティーからボールを打つことを試みました。
ドライバーショットの飛ぶ距離は同じですが青マークと茶マークの間(50~60ヤードくらはあるでしょう)の距離が加算されるので、ボールが飛んだ気持ちになり、第2打も当然楽になりました。スコアは少なくなり、100~110でラウンドできるようになりました。
またゴルフが楽しくなり、いつの日か試合にでて優勝出来る可能性も出てきました。

理事 田口 俊夫
(田口医院院長)


 

2013年7月 理事のリレーメッセージ

My Favorite Spot

みどり

厳しい社会環境の中、法人の職員は、お年寄りやお母さんや子どもたちが
地域で安心かつ安全に暮らすことができるように、
それぞれの受け持ち分野で日夜精進しています
毎日の勤務、ほんとうにありがとうございます

熱い思いの中、つい気持が入りすぎてしまこともあるでしょう
ストレスを溜めないためにも ON と OFFの切り替えが大事です
OFF のときには
本を読んだり、音楽を聴いたり、物思いにふけったり
ときどき自分ひとりになれる空間を創ることが とても大切だと思います
行きつけのカフェ、綺麗な花が咲く散歩道、マイルームの大きなクッションの上
そんな場所で、ひとり静かな時間を過ごし、心落ち着かせて、自分にかえる
 
私のお気に入りは、
好きな街のいつものお店で、よく冷えたビールを飲んだり
真っ暗な自分の部屋で、ピンクフロイドのAtom Heart Motherを聴いたり……

みなさんも 自分がひとりになれる 心の隠れ家を探してみてはいかがですか

理事 坂本 卓穂
(岩本町ほほえみプラザ館長)


 

2013年6月 理事のリレーメッセージ

老後の安心

あじさい

満65歳以上の高齢者が遂に3000万人を突破しました。15歳未満の子どもの数は15万人減の1649万人。34年間減少の一途だそうです。
この先、私たちの老後は、どうなってしまうのでしょうか?

介護保険制度から早14年、今、軽度者の市町村移行や、介護ロボットの導入が検討されています。「老いても住み慣れた我が家で過ごし、静かにその生を全うしたい」そんな願いは叶わぬ夢になりそうです。

「老いとは何か」、「老いを生きるとはどういうことか、また、そこに相応しいい介護はどうあるべきか?」 私たちはいつも利用者から問いかけられ、教えられています。安心した生活には、病気や障害があっても日常が保てる程の「健康」、「快適な住まい(スペース)」、「人との触れ合い交流」「楽しみの機会」「経済力」「必要時に信頼出来る介護」なのではないでしょうか。

法人には、福祉マインドを高く持った職員が大勢働いています。今日も長年培った福祉介護に磨きをかけ、拠点施設地域の皆様の暮らしをお守りしております。

理事 関 道子
(多摩同胞会 サービス向上担当)


 

2013年5月 理事のリレーメッセージ

残存能力

藤

年を重ねるにしたがって、それまでできた事ができなくなります。これは万人に等しくおこることで、辛いことではあります。でも幸不幸は心の持ち方によるのです。死んだ子の数をかぞえるように、できなくなった事に目を向けるのでなく、まだあんなこともこんなことができると、今の境遇で何ができるかを考えるようにいつも自らを戒めています。
星野富弘の最新著作「いのちより大切なもの」を読んでほんとうに感動しました。文字通り手も足も動かない身体になっても、このような素晴らしい絵と詩が書けるのですね。人々に勇気と希望を与える絵と詩。「私がどんなに絶望しようが、どんなに生きたくないと思おうが、いのちっていうものが一生懸命生きようとしているんです。」彼はこう書いています。
私は幸いまだまだたくさんのことができる力を備えています。よく使われる言葉に「痩せても枯れても」あるいは「衰えたりと雖(いえど)も」という言葉があります。これは年寄りの強がりかやせ我慢の言葉と思っていましたが、私に残されたいのち―残存能力―をどう生かしていったらいいのかを考える大事な言葉なのかもしれません。

理事 相羽 孝昭
(社会福祉法人 アゼリヤ会 常務理事)


 

2013年4月 理事のリレーメッセージ

新年度を迎えて

桜

4月は人生の節目を迎える月でもあります。私は40数年前の4月、社会人としての一歩をこの法人でスタートしました。
その時代は母子寮(現 母子生活支援施設)と養護老人ホームでまさに三世代施設、日常的にお年寄りとひなたぼっこする白鳥寮保育室の子どもたちの姿がありました。運動会や納涼祭も一緒に楽しみました。信愛寮のお年寄りはみな明治生まれで、大正生まれの寮母さんが多く、昭和生まれの職員は若手、私は最年少でした。

お年寄りから学ぶことが多く、9月1日は防災の日としてグループにわかれ大正9(1920)年の関東大震災の話をお年寄りからききました。
広島長崎の被爆や幾多の戦災、終戦の8月は、世の中の夏休み。海・山のにぎわいの陰でお年寄りには祈りの月でした。深く心に刻まれた悲しみ、つらさに耐えるお年寄りの8月を職員は意識的に共有して過ごしました。
そうした大きな体験をはじめとして生活の慣わしや挨拶礼儀に至るまでお年寄りから多くのことを学び、伝承しました。
人への思いやりや気遣いやさしさとともにある頑固な強さ、その頑固さや強靭さが直接的に表現されたり、深く奥に秘めた強さだったり、それぞれの個性が際立ち、142人ひとりひとりの生き方、人生がありました。仕事を通して生き方や人生を学べる職場は素晴らしいと思いました。お年寄りから学び、お互いに支え合う生活の場が老人ホームの姿でした。

時が移り、養護老人ホームから特別養護老人ホームへと主流がかわり、明治生まれの方は100歳を超え、大正、昭和生まれの方を、昭和後期生まれの職員が主軸となり、平成生まれの若い職員たちとともに介護福祉士として支援しています。
そして制度が老人福祉から介護保険にかわり、サービスを提供し代価として保険給付を得るという契約関係が強化されました。職員の多忙さが必ずしもご利用者の心を充たすことにつながらなくなってしまいました。制度上のルールはしっかり守らねば保険給付は受けられず、職員の給与は保障されません。

「制度・ルールを守ることをご利用者の心を充たすことにつなげる」、これが介護保険制度下で目指す福祉職員のプロフェッショナル像。職員とともに挑戦する新年度のテーマです。

いよいよ平成25年度の始まりです。今年度もどうぞよろしくお願いします。

理事長 鈴木 恂子


 

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