社会福祉法人 多摩同胞会

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理事のリレーメッセージ

理事10名が個人の経験や考えについて、毎月交代でメッセージをお送りします。

   

2026年度(2026年4月~2027年3月)

2026年8月 理事のリレーメッセージ

酷暑の夏に思うこと

青空を飛ぶシャボン玉

東京地方の梅雨入りは6月7日から始まり、例年に比べ高温多湿のじめついた時期が長く、梅雨らしい梅雨で不快に感じた方もお多かったのではないでしょうか。そんな時期にサッカーのワールドカップ2026が始まり、日本代表は決勝トーナメントに進出するもブラジルと熱戦の末1-2で残念ながら敗退。決勝はスペイン×アルゼンチン戦は延長の末1-0でスペインが2度目の優勝で幕を閉じました。スポーツ好きの私は、各国や日本代表の熱戦に一喜一憂し梅雨の不快感を一時的に忘れさることができたことに感謝でしたが、丁度決勝戦の日に東京地方の梅雨明け宣言が出された初日から、青空と共に37度を記録する暑さとなり今年初めての『酷暑日(40度以上の日)』を予測する警戒アラートが発令されて、暑い暑い夏の到来となりました。

ある報道で、20年前には35度を超える日は一桁の数日間で『猛暑日』という言葉が一般化した頃でもあったようです。今の気温上昇は急激な温暖化(3~4度の上昇)の影響であるとしか考えられず、その前提には自然破壊や都市化の進行があり、全世界の自然環境問題として、各国が最優先に取り組まなくてはならない重要課題であることは、言うまでもないことです。

しかし、大国である米国大統領は、CO2削減等の温暖化対策に他国との同調感がなく、それにも増し経済優先思考であることや他国間の戦争への関与の長期化などで、米国の国民だけでなく、各国の生活に大きな影響があることを知る由もないのでしょうか。

改めて大国の長に言いたい。

人の命と国民の生活を守るために、故坂本巌名誉理事長が残された『我、さて置いて』の精神で「すべての人を仲間とし」「他者に気を配り」「他者へ思いやり」そして「感謝すること」を心に刻みなさい。

業務執行理事 松﨑 哲也


 

2026年7月 理事のリレーメッセージ

地域の方にささえられて

蓮の花

コロナ禍で途絶えてしまったボランティアの受け入れを再開し、徐々に参加される方が増え始めた。それに伴い、日常の話し声や笑い声が聞こえるようになり、やっと普段通りに戻ってきたと感じることができるようになった。

現在緑苑でのボランティア活動は、「昼食会」の盛り付けの説明やお茶出し、食器洗いなどをお願いしている。「グリーン茶房」では日用品やお菓子の販売、コーヒー等の喫茶を担当していただき、他に「洗濯物たたみ」や「車いす清掃」など、日々の生活に欠かすことのできない所を様々なボランティアのみなさまに担っていただいている。加えて昨年は音楽活動やフラダンス等のご利用者が一緒に歌って楽しめる活動を行うボランティアのみなさまにも来ていただくことができた。

活動の広まりは口コミも多く、地域の方が気兼ねなく施設を利用していただくことに感謝している。職員だけでは作り出せない雰囲気がそこにはある。地域の方々に支えられていることを実感し、このような日々が続きますようにと願っている。

理事 岡村 敬子
(緑苑 施設長)


 

2026年6月 理事のリレーメッセージ

養老院ことはじめ7

隠れた養老院事業

『出津(しつ)修道院100年の歩み』(お告げのマリア修道会)によると、昭和11年から昭和22年まで「老人養護事業」が行われていたとの記述がある。

長崎県内でも潜伏キリシタンの多い外海(そとめ)地方(出津はこの一部)は、明治初期の住民の困窮はひどく、安定した生活を切り拓く自立した力を育てるために、ド・ロ神父によって明治16年に設けられたのが、授産施設を中心とする「出津救助院」(出津修道院の前身)であった。救助院の活動の一つとして設けられた施療所の跡の建物を使って、身寄りのない老人の世話を、昭和11年から22年までの11年間続けてきたとの記述がある。

この養老院的事業は、戦前期の政府統計や全国養老事業調査などに一切、登場しない、隠れた養老事業の一つであったようだ。こうした養老事業活動は、丹念に調べればまだ見つかってくるかもしれない。

なお、この修道会が運営する養護老人ホーム「聖マルコ園」が、外海町で昭和45年に開設されているが、戦前の養老事業を引き継いでいるのだと考えられる。

理事 小笠原 祐次



 

2026年5月 理事のリレーメッセージ

My Keywords

皆様も大切にしている言葉や心に残るフレーズが多々あると思います
わたしにも 歩みの道しるべとなるKeyword がいくつかあります
「Why」については 折につけ 触れてきましたが
「Nobady's  Perfect」も大切にしているひとつです
まさにその名のカナダ生まれの子育て支援のプログラムがあり
M先生を中心に日本に導かれ 当法人でも 職員がいち早くファシリテーターの
資格を取得し 先駆けて実践してきました
プログラムで親たちはファシリテーターのサポートのもと
参加者中心・価値観の尊重・体験を通して 
数回のグループセッションで子育ての対処法を学び
親としての自信と力をつけ 支えあえる仲間として認め合い
不安があった子育てにも自信をもって向きあっていく

ヒトは一人では生きていけない 完璧なヒトなどいない
肌の色も 価値観も それぞれの違いを認め合い お互いの人権を尊重し
助け合って子育てをしていこうという素晴らしい理念に好感を覚えました
M先生とお話させていただいたことがあり 子育ての枠を超え 生き方そのものを
熱く語り合え さらに共感したことが想起されます
人生を歩んでいれば 大なり小なり波もあり 時には些細なことにも
一喜一憂してしまいます
すべてがいいことばかりではないし かといって わるいことばかりでもない
ちょっとした思いやりの気持ちは まわりにも連鎖し
四方八方で素敵なキャッチボールが続く  そんな平和な世界でありたいと思います

この時季になると わたしは自宅近くの滄浪泉園を散歩します
湧く清水をたたえた池に 佇み四半時
水面に映る新緑をひとり占め 無の境地に心癒されます
そして ジョンレノンの調べが流れます
I  hope  someday  you'll  join  us
And  the  world  will  live  as  one

業務執行理事 坂本 卓穂


 

2026年4月 理事のリレーメッセージ

2026年度の課題

当法人の新年度の事業計画・予算は、去る3月19日の理事会で議決されました。2026年度は3ヵ年計画の中間となり、計画の柱になっている「生産性の向上」の充実に本格的に取り組む年になります。厚生労働省から生産性向上の具体な取組として①職場環境の整備②業務の明確化と役割分担③手順書の作成④記録・報告様式の工夫⑤情報共有の工夫⑥OJTのしくみづくり⑦理念・行動指針の徹底の7点が示されています。当法人の場合、⑦理念・行動指針の徹底は25年前(介護保険制度施行前)に、 ⑥OJTのしくみづくりはその2年前から組織活性化プロジェクトにて着手、 ④記録・報告様式の工夫⑤情報共有の工夫は介護システムやグループウェア等のシステムを導入しました。それぞれに改善を積み重ねて今日に至っています。

新年度の課題は、まだ途半ばの②業務の明確化と役割分担です。全施設で最優先で取り組まなければなりません。初年度の2025年度は ①職場環境の整備をテーマにし、少しずつ取組が進んでいますが、新年度も継続します。

今年度は介護に従事する職員の処遇改善加算に「生産性向上」の取組が要件として大きな比重を占めています。
また多様な人材の力を借りて、現場業務が成り立っている現在、業務の明確化と役割分担、加えてわかりやすい手順書の作成は不可欠になります。
 
2026年度は課題を絞って重点的に取り組みたいと考えています。今年度もどうぞよろしくお願いします。

理事長 鈴木 恂子