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理事のリレーメッセージ

理事10名が個人の経験や考えについて、毎月交代でメッセージをお送りします。

   

2021年度(2021年4月~2022年3月)

2021年5月 理事のリレーメッセージ

養老院ことはじめ2

牡丹

前回は「布施屋」についてふれたが、「悲田院」や「布施屋」のように泊まって休める「福祉施設」型の施与・サービスは、奈良・平安・鎌倉(中世)までで、江戸時代になると「お救い小屋」のような炊き出し型の施与が中心になっている。江戸時代には、しばしば江戸市中で大火があり、あるいは天明や天保の大飢饉があり、逃散・欠落などの困窮民が多かったが、宿泊型の施与・サービスがないのが不思議である。

在宅型と言えそうな「施湯」―主に行旅病人やハンセン病者の入浴・清潔の世話が中心―も、奈良、平安、鎌倉時代までのようである。

「施湯」といえば、平安、鎌倉時代に、興福寺や東大寺で「施湯」が行われたという記録があるが、今でも興福寺の境内(五重塔横を通り、春日大社参道入口の鳥居に向かう通路の右側)に「湯屋」の建物があり、東大寺には、大仏殿の裏と旧大仏殿礎石のある公園に挟まれた通路を、二月堂方面に歩くと右側に「大湯屋」の建物があり、確かめたわけではないが、ひょっとすると、これらの「湯屋」で昔、「施湯」が行われたのかもしれない。

業務執行理事 小笠原 祐次


 

2021年4月 理事のリレーメッセージ

新年度を迎えて

桜

2021年度の始まりは桜の花吹雪となり、新緑の季節に移りつつあります。

1946年に数名の職員で誕生した当法人は75歳になり、核となる正職員は300余名になりました。70周年の節目の年を職員元年とし、以来5年間、働きやすい職場づくり、安心して働ける仕組み、キャリアパスなどを総合的に再整備しました。

2019年度からの3ヵ年計画で特に力をいれたのが、ICTの環境整備、新職務要件(全職員共通分野と13の専門分野)と育成の仕組み、60歳超の働き方の明確化です。

2020年度に枠組が整い、実施できたので、2021年度はそれらを定着させ浸透をはかっていく集大成の年度です。

不透明・不安定な社会状況が続いている今、せめて法人で働く職員が安心して自信をもって、ご利用者とともに生き生きとした時間を過ごせるように3ヵ年の計画に取り組みました。

職員の安心・安定が利用者サービスの向上につながり、地域のみなさまに信頼していただけるよう今年度も努めてまいります。

どうぞよろしくお願いします。

理事長 鈴木 恂子