社会福祉法人 多摩同胞会

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理事のリレーメッセージ

理事10名が個人の経験や考えについて、毎月交代でメッセージをお送りします。

   

2022年度(2022年4月~2023年3月)

2022年9月 理事のリレーメッセージ

人生100歳の時代

うろこ雲

100歳以上の人口は、老人福祉法が制定された昭和38(1963)年に153人、昭和56(1981)年に1000人を超え、昨(2021)年が86510人と発表されています。
平均年齢も男性79歳、女性86歳。2人に1人は90歳まで、16人に1人は100歳まで生きる長寿社会です。

100歳の方が153人だった60年前の老人福祉法は65歳以上を高齢者と定義し、さまざまな高齢者の制度もこれを基本にしています。
当時の56倍以上の方が100歳人口に数えられる今、高齢者の定義は何歳からが妥当なのでしょうか。

当法人は60歳還暦をリセットの年として、60歳、65歳、70歳と5歳ごとの節目を境にワークライフバランスを考え、75歳まで働ける制度を整備しました。75歳以上は個別の対応になりますが、75歳から100歳までの25年も十分長い高齢期です。


平均年齢が90歳近いご利用者とともに、職員の高齢期に向き合う施設も高齢二世代の時代を迎えています。
三世代の時代から60年近く経った今、四世代の社会構造をつくることが肝要な時代なのかもしれません。

理事長 鈴木 恂子


 

2022年8月 理事のリレーメッセージ

Sonata quasi una Fantasia

ピアノ

巣ごもり体質になり久しいですが
好きな音楽をたしなむ時間が増えました
キースジャレットをはじめピアノ曲をよく聴きますが
特に感銘を受けたのは 辻井伸行さんでした
中でも ドイツ公演での 「月光のソナタ」には
かつてない美しい響きに衝撃をうけました

まさにベートーヴェンの想いを代弁してくれているかのようで
そこに内在する せつなさ やさしさ あたたかさはとても言葉にはできません
ただ涙腺だけが刺激され 心が清らかになるばかりでした

しかし私の心をとらえたのは、弾き手のみではありません
観客の演奏を聴く姿に目を奪われます
この時に この場で この演奏を聴いていることに感謝しているように感じられます
そのエネルギーが辻井さんに伝わり
また辻井さんから観客へ与えられるパワーとの
相互のリスペクトがこだましているようでした

演奏はそれだけで素晴らしいものですが 観客の聴く姿勢が相まって
ホール全体が一体となり 生きている すべてがつながっている
そんな風に思えました

何事も主語があり述語がある どちらがなくても成り立ちません
老若男女問わず ヒトは誰しも強さと弱さを持ち合わせています
一人でなんて生きていけない

だからこそ 家族をはじめ周りの方々との触れ合いに感謝し その絆を大切にすべきであり
助け 助けられ ありがとうのキャッチボールをすることで
私たちは強く生きられるのだと思います

業務執行理事 坂本 卓穂


 

2022年7月 理事のリレーメッセージ

マスクの力(ちから)

ハスの花

今年度は新型コロナウイルス感染症の流行から3年目を迎え、今も世界的に拡大し続けています。発症当時はマスクの量的な不足で、手に入れる事も大変な位でした。

感染症対策に取り組む中、マスクの生産も進み、多くの人々がマスクをするのがあたりまえ、特に日本では急ピッチで利用が進む事が可能になりました。

感染症の対策に必要な事として検温・手洗い・消毒・換気・除菌と確実に進めたいのがマスクの利用です。この対策の中でも施設の中で協力し、時間や係を決める事でほとんどが可能ですが、自分の行動となるマスクの利用は人それぞれの利用の仕方があり、考え方もあるようです。しかし、この3年間で、以前このメッセージに書いた私の考えの中に(自分の命乞いをしたくなるような事)、今になってはマスクの利用もほとんどの人々が行っている様になりました。

マスクの力を特に感じる事が有ります。6月(梅雨)に咲く花で有名なのはアジサイですが、同時に咲きますがあまり知られてない栗の花もこの時期に咲きます。私は特にアレルギー等は無いのですが、この栗の花だけはノドと目をやられます。ところが、新型コロナの対応で、マスクを利用して以来、栗の花が気にならない位になっています。そう考えると今年もインフルエンザや杉の花粉の話もあまり無かった気がします。

コロナ感染が幾分、数が少なくなったようにも思いますが、まだまだ油断せず、マスクの力に感謝しながら利用をやめず、他の感染対策も続け、もうしばらく(命乞いの気持ち)を持ち続け、一日も早く収束するよう、皆さんでガンバリましょう。

理事 福岡 重男


 

2022年6月 理事のリレーメッセージ

海辺の特別養護老人ホーム

あじさい

なんとも詩的なテーマ!と思われるかもしれないが、とんでもないテーマではある。

新聞記事ではなく、NHKの災害特集の番組で、2011年3月11日の東日本大震災以降、さまざまな形で大地震、巨大津波など、大災害への備えに関する学術研究や報道が増え、その中でも巨大津波による海辺の危険が強調されているにも拘らず、海辺近い土地に、特別養護老人ホームの新設が増えているというのだ。

要介護高齢者の増加によって、ますます特別養護老人ホームの需要が増えている中で、資金力の乏しい福祉・介護事業では、需要に応えるために施設を新設しようとすると、土地の安い場所を選択せざるを得ず、海辺の土地が選ばれているというのだ。日本の福祉の貧しさが典型的に示されている事態ではある。命を十全に守れないことを承知の上で、津波の襲い来る海辺の土地が安いからと、新設を許す行政も公的責任の放棄だと言えないだろうか。

理事 小笠原 祐次


 

2022年5月 理事のリレーメッセージ

手洗いで大切なこと

芝桜

新型コロナウイルス感染予防では、手洗い、マスクが重要です。
そのうち手洗いについて私が思っていることを述べてみます。

(1)石鹸は昔からある固形石鹸が良い。それは手についている油がよく落ちるから。そして2回ほど湯で洗い落とす。
(2)手洗いでの注意は指の股の所を石鹸で泡立てながらよく洗う。
(3)爪の部分は、ブラシを使い、これも泡立てて爪の先や、生え際をよく洗う。
(4)冷たい水や、高価な水性石鹸は不向き。
(5)手が荒れた場合は保湿クリーム使用。

理事 内野 滋雄
(社会福祉法人三徳会 理事長)


 

2022年4月 理事のリレーメッセージ

事業計画と新たな世代

桜

2020(令和2)年度はその年の1月から感染が拡大した新型コロナウイルスの混乱のなかでスタートしました。以来2年が経過し、3年目の新年度を迎えます。

当法人は2019年度から3ヵ年計画をもって事業を推進しています。
かつて行政の単年度の計画、予算にそって1年ごとに計画をたてていましたが、新たなとりくみ等は3ヵ年期間で策定した方が段階的に達成確認でき、実施の確実性があるように思われます。

2022年度は第2期3ヵ年計画の初年度となります。折しも当法人の世代交代ともいえる複数の施設長交代を予定しており、40~50代の施設長クラス8名がプロジェクトを組み、自らがになうべき今後3ヵ年の計画案を策定しました。
3年度のあるべき姿を明記した3ヵ年計画になり、3年後がとても楽しみでもあります。

コロナ禍も落ち着いたとはいえ安心できる状況ではなく、日々のニュースも想像できないほどの悲惨な画面を伝えています。加えて東北地方の地震災害、関東地方もいつ大きな自然災害に見舞われるかわからないとのこと。
とても心安らぐ日々とはいえない毎日ですが、高齢者や子どもたちの生活は待ったなしの日々の営みです。

その生活を支援するために過去を踏まえながら、昨日より今日、今日より更に明日、よりよい生活・支援活動ができるよう前に向く職員をたのもしく思います。

職員を含むすべての方々に感謝し、心新たに新しい年度を迎えたいと思います。
今年度もどうぞよろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

理事長 鈴木 恂子