社会福祉法人 多摩同胞会

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多摩同胞会を知りたい方

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常に防災を心がけ火を出さない

組織的な取り組み

防災訓練本部
防災訓練本部
初期消火
初期消火
消防署による防災指導
消防署による防災指導

各施設には、防火管理責任者のもと火元責任者をはじめとした防災に関する組織が結成されています。また、施設単位の「防災会議」や法人全施設の担当者で構成する「防災連絡会」と、縦横の会議帯が構築されています。各施設で行っている月一度の防災訓練は、昭和40年代より始まりました。また、昭和56年からは、男性職員による管理宿直体制をとってきました。
阪神大震災の後、急遽、防災訓練に地震想定総合訓練を加えるなど、私たちは、最新の状況を勘案した防災計画を毎年立て、万が一の際、迅速かつ適切に必要な対策がとれるよう準備しております。
私たちは、東日本大震災を受け、このような未曾有の大災害においても、支援を必要としている方へのサービスが滞らないようすることを主眼に置いた、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)などの新たな防災計画の策定に着手することとしました。

 

 

災害時のために

季刊しんあい26号〔1995年5月10日発行〕・78号臨時号〔2011年5月31日発行〕)

私たちは、災害時の取り組みにも力を入れています。
高齢者施設、母子支援施設それぞれに、利用者と職員そして近隣の支援を必要としている住民のために、常時、水や食糧を一定量備蓄しています。
東日本大震災の際には、帰宅困難となったデイサービス利用者のために滞在サービスを用意したり、学童保育を延長して帰宅が遅くなった親を待ったりしました。また、独居の高齢者宅を緊急で訪問して回り、不安が強い場合はショートステイにお連れしました。
災害時においても、私たちはもっとも困っている人々を支援いたします。

 

 

地域との連携・被災地への支援

季刊しんあい27号〔1995年8月10日発行・79号〔2011年8月9日発行〕)

高齢者施設の内、あさひ苑は隣接する福祉施設間において、緑苑では近隣の自治会と、それぞれ防災に関する応援等の協定を結んでいます。また、神田地区の施設では、地元町会主催の防災訓練や安全パトロールに参加するなど、福祉拠点と防災拠点としての期待に答えるべく、地域との連携に努めております。
私たちは、阪神淡路大震災の時、東日本大震災の時いずれも、現地の高齢者施設等へ職員を派遣して、支援しました。また、三宅島の噴火の際には、避難してきた要援護高齢者の受け入れや職員採用など、被災地の支援も積極的に行っております。

 

 

「小さな紙片」の話

自衛消防訓練審査会の様子
自衛消防訓練審査会の様子

中城元理事長の防災への強い信念が、私たち職員の中に脈々と継承されていることを感じるエピソードがあります。
平成19年、自衛消防訓練審査会に出場した泉苑としらとりの職員による女子隊が、見事優勝の栄冠を勝ち取りました。この時、隊員は胸に小さな紙片をしのばせ、制服の上から握りしめてから本番に臨んだそうです。
優勝の報告を受けた坂本前理事長は、紙片の話を聞き、涙を流して喜ばれました。その紙片は、汗水流して最終練習に取り組む隊員たちに感動した坂本前理事長が、隊員へのエールを記したメモでした。