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2020年度決算報告

決算の概況

2020年度は、コロナ禍の影響を収支双方に大きく受けたため、特異的な決算となりました。

年度当初より2020年1月末からのコロナ禍が事業運営に及ぼす影響に大きな危惧がありましたが、コロナ対策の補助金や介護職員等特定処遇改善加算、高額寄附等により前年度に比して数字上は良好な結果となり、サービス活動事業収益計は3,516,896千円、初めて3,500,000千円を超えました。一方費用は、サービス活動費用計が3,422,458千円、前年度とほぼ同額になりました。人件費は派遣職員の利用を抑制したことで減になりましたが、人材紹介手数料等により事務費が増となりました。収益が増で費用が前年度並みであったため、経常増減差額は112,992千円と大幅に改善しました。但しこれは補助金や高額寄付金による増収支差額であり、根本的な課題は継続しています。

コロナ禍の主な影響として、収入面では東京都の新型コロナ緊急包括支援事業や高齢施設新型コロナ対策強化補助金のほか、千代田区や府中市からの補助金等、総額90,000千円を超える補助金や助成金を受けました。一方、通所介護や短期入所生活介護等の居宅サービス事業の利用実績の減や事業休止等、また受託事業の休業や規模縮小により大きな減収となりました。費用面では、新型コロナウイルス感染症により「ステイホーム」が推奨された緊急事態宣言下で業務上ステイホームできないため全職員を対象に法人が独自に支給した「がんばろう手当」や感染症対策としての保健衛生費や消耗品器具備品費、PCR検査等による福利厚生費等が費用増となりました。また東京都の全額補助を得て、簡易陰圧装置を設置しました。多くの補助金は運営資金の補填の趣旨もあり、既存の支出に充当できたため増減差額の改善につながりました。

コロナ禍の影響以外の特徴的な内容は次の4点です。①2019年10月に開始した介護職員等特定処遇改善加算が年額の計上となったこと、②法人本部拠点にて高額寄附を受けたこと、③東京都介護保険施設ICT活用促進事業によりナースコール更新及び眠りSCANの導入を行ったこと、④かんだ連雀拠点にて東京都と千代田区からの補助を受けて、2年度にわたる大規模修繕工事を完了したこと。

経営上の収支状況を端的に表す経常増減差額率は、21年度5.7%、22年度3.9%、23年度0.8%、24年度3.5%、25年度6.0%、26年度4.9%、27年度3.8%、28年度3.4%、29年度0.7%、30年度0.02%、2019年度は0.65%でしたが、2020年度は3.2%となりました。

 

会計監査人監査

平成29年度から開始した会計監査人監査は4年度目となりました。
会計監査人には引き続きPwCあらた有限責任監査法人を選任しました。感染対策を徹底しながら拠点の往査を実施いただき、往査以外はメール、ファイル共有、slack等を活用しオンライン監査を実施しました。監査報告会は当初は対面で予定していましたが、感染拡大により、ZOOMにより行いました。
監査結果は大きな課題はなく、4年度連続して「無限定適正意見」を受け、法人運営や決算書類の適正性について客観的に担保されました。

 

監査報告書

法人単位計算書類

事業区分計算書類

 

 

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