無病息災
きずなでは地元自治会との共催行事がいくつもあり、そのひとつが「どんど焼き」です。
竹や杉の葉で円錐形に作る「塞の神(歳の神)」の周囲に、お正月のお飾りや門松などを差して干支の男女が点火します。「繭玉(まゆだま)」と呼ばれるあんこ餅を梅の枝に刺してこの火であぶって食べると風邪をひかず元気に1年を過ごせる、という古くからの習わしです。
以前は近くの河原に4~5mもある塞の神を立てていましたが、2019年の台風で河原が削られて場所がなくなったことに加え、コロナ禍で人が集まる行事の開催が難しくなったことが追い打ちをかけ、休止を考えた年もありました。それでも「形だけでも」と自治会館の庭に大人の背丈ほどの小さな塞の神を作り、何とか続けてきました。
その後も場所は戻れず、竹、杉、梅など資材の調達が難しくなったこと、少子高齢化で以前のような準備が難しくなったことで小規模開催が続いていますが、数年の間に塞の神が2mを超えているのは願いの強さでしょうか。今年も地域の皆さんとともに、笑顔と健康の1年でありますように。
(少年指導員 K)
施設からのおたより