多摩同胞会は1998年度から法人全体での業務効率化に向けたシステムの活用を開始しました。2018年度からはICT技術を本格的導入し、介護や福祉のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めています。最新の技術と法人の長い歴史に培われた経験と専門性を融合し、よりよい介護や社会福祉の実践に取り組んでいます。
ご利用者の状態を的確に把握し、職員が専門的な支援を実施できるように、ご利用者の記録を中心とした基幹業務システムとして「CAREKARTE(ケアカルテ)」を児童母子施設も含めて全施設に導入し活用しています。
高齢施設では「CAREKARTE」をナースコールや見守りシステム「眠りスキャン」と連携させ記録を自動作成しています。またiPad等での記録入力やAI音声入力ソフト「ハナスト」を利用し、ご利用者に専門的なケアを実践できるようにすると同時に職員の業務負担軽減に努めています。
また2003年からグループウェア「サイボウズGaroon(ガルーン)」を導入し、職員間の情報共有とコミュニケーションを円滑に進めていける体制を整えています。スケジュール調整や会議録の回覧等も「サイボウズGaroon」上で行っています。
2025年度からは生成AIを活用した会議録作成を省力化するツールを導入予定です。