「オンラインみどり展」開催中です【2020年11月9日更新】
ご利用者や職員の作品をぜひご覧ください
こんにちは、緑苑です。
緑苑では毎年10月にご利用者の皆さま・ボランティアの皆さま・職員の作品を展示する秋の展覧会「みどり展」を開催し、近隣の方々にも沢山見に来ていただいていました。しかし、コロナの影響を考え、残念だけれども今年は外部の方に施設内に入っていただくことは無しにして、ご利用者の皆さまと職員だけでこじんまりとみどり展を行おうか、ということになりました。
でも、転んでもただでは起きない緑苑。「ここのところで力を入れてるホームページやSNSを活用して『オンラインみどり展』もやっちゃおう!」ということになりました。 「せっかくオンラインなので、皆さんの作っている様子なんかも見てもらいたいな、遠くにお住いのご家族にも見てもらえると嬉しいなぁ。」と思っています。
また、今回は通常の展示物に加え「悪霊退散・疫病退散の力を発揮して緑苑を守ってもらおう!各部署でアマビエさんを作ろう!」ということになりました。それぞれで工夫を凝らしたアマビエさんが出来上がってきました。
作品は、こちらの特設ページで出来上がるまでの背景なども含め、順次ご紹介していきます。緑苑で生活されている皆さまのご様子を少しでもお伝え出来たら嬉しいです。是非ご覧ください!
(副施設長 野尻俊介)
みどり展のおわりに
毎年みどり展は、ご利用者や地域の方々の活動の発表と交流の場として行っていました。
今年は規模を縮小しての開催となりましたが、ご利用者、職員が協力し疫病退散の「アマビエさん」をキーワードに日ごとに様々な工夫を凝らした作品が増えていったのには驚きました。
施設の中に見に来ていただくことはできませんが、多くの方に知ってもらいたいという思いで、ホームページの掲載も職員の発案で実現しました。
コロナ禍で今まで通りにいかないことが多くストレスもありますが、みどり展で華やいだ廊下を歩くときは自然と心も明るくなり、ご利用者、職員同士の会話も増え、ホッと落ち着ける空間となりました。各部署の職員が皆様に喜んでもらいたいという気持ちには、介護の真髄を感じました。目標に向かって力を合わせていく、介護の仕事は奥が深くやりがいのある仕事だと感じさせるみどり展になりました。
ご協力いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
緑苑施設長 岡村敬子
【2020年11月9日掲載作品】
芸術の秋と言えばみどり展・食欲の秋と言えばサンマ!!ということで秋の味覚の代名詞、サンマを作成いたしました。
ご利用の皆さんには、職員が作ったサンマに色塗りをして頂きました。出来た魚を「かいしき」風の葉の上に1尾ずつ貼ってお魚屋さん風サンマの完成です!
七輪の上で焼いている風がいいかとも迷いましたが、今年のサンマ不漁を吹き飛ばそう!と魚屋さんの店先に並ぶ生サンマ風に仕上げてみました。
来年は焦げ目をつけて美味しく焼いてみてもいいかな~なんて思っています。
また、その他にも、ご利用の皆さんが丁寧に塗り上げたアマビエの塗り絵や、小さな小さな折り紙を精密に折り上げた鶴の飾りで作品展を盛り上げて下さいました。
皆様、ご協力ありがとうございました!
(特養 蟹江)
サンマ他
■特別養護老人ホームご利用者のみなさま作
【2020年11月2日掲載作品】
地域密着型特養の皆さんが力を合わせて仕上げてくれたアマビエをご紹介します!
まずはアマビエの絵を見ていただき「そもそもアマビエとは何ぞえ。」ということをご説明しました。疫病退散・悪霊退散…。
紙をちぎりながら会話が弾み「これは、ここの部分ね~。モット細かい方がいいかしら?」と、いつもとは違った笑顔も見せていただきました。皆さんの工夫を受けながら、次々に顔や足や文字が完成していきました。
この作品のポイントは何といってもウロコとなる部分です!何だか分かりますか?実はこれ、果物を保護しているネットです!普段はすぐに捨ててしまうネットですが、職員のご家族が取っておいてくれていたネットが日の目を見ることとなりました。カラフルなネットの登場にご利用者も楽しそうに触られていました。
そして職員と相談しながら色目もバランス良くウロコが完成です。
髪は、平テープを選んでいます。
普段は「目が不自由だから…。」とおっしゃるご利用者も作成に参加してくれました。紙をちぎったり、ウロコの部分のネットを触ったり、楽しそうに生き生き作業されていました。
そして…
アマビエが完成した時には、皆さん、誇らしげなとてもいい笑顔を見せてくださいました!
(副施設長 野尻)
アマビエ
■地域密着型特別養護老人ホームご利用者のみなさま作
【2020年10月23日掲載作品】
アマビエ・リメイクスカート・手作りペンダント・信愛寮電車
■養護老人ホームご利用者の皆さま作
養護にお住いの皆さんは本当にアイデアが豊富で手先が器用!
作品にもその作成過程にもそれぞれにもっと深いストーリーがあり、本当はひとつひとつご紹介したいのですが、一気に掲載します。 (副施設長 野尻)
アマビエ
手近にあるフェルトやレースで作りました。足の部分は職員のおじいさんの古着物(大島紬!)をほどいて貼り付けています。ちょっと特養作のアマビエと比べると色目が渋く、シックな味わい、ですね。
リメイクスカート
こちらも古着物をほどいて作りました。養護老人ホーム女性陣の底力!なんと全て手縫いです!!
手づくりペンダント
主に100円ショップで売っているものを工夫して組み合わせて作ってくださいました。コロナの影響で外出をなるべく避けていただいてはいますが、元々自由に街にも出かけられていた皆さん、やっぱりお洒落で若々しいセンスです。それにつけても早くコロナが落ち着いてほしいものです…。
信愛寮電車
府中なじみの京王線をイメージし、職員が原画を描き、皆さんに色を塗ってもらいました、力を合わせたら1時間半程度で完成!お見せ出来ないのが残念ですが、お住いの皆さんが仲良く乗車されています。
製作光景
普段はのんびり生活されているけれど、いざとなるとすごい力を見せて下さる養護のご利用者の皆さん、さすがです。その生活力を日々心強く感じています。
【2020年10月12日掲載作品】
ケーキ・ドールハウス・お化粧セット
■三本木保育所5歳児クラス作
緑苑のすぐそばに三本木保育所という保育所があります。去年までは緑苑のご利用者は日常の暮らしの中で子どもたちと様々な交流が出来ていました。一緒に七夕の飾りを作ったり、子供たちが運動会のお遊戯を見せに来てくれたり、年度末にはもうすぐ小学生になる年長さんがご挨拶に来てくれたり…。そして毎年みどり展にも共同作品を出してくれており、ご利用者も職員も会えるのを楽しみにしていたものでした。しかし、コロナウイルスの影響で今年は直接会える交流の行事は一切自粛となり、「少し距離が離れちゃったかな…。」残念に感じていたところでした。
しかし!今回、みどり展を縮小して開催することをお伝えし、作品の提供をお願いすると、快くご協力していただき、「コロナが治まったら是非交流を再開しましょう。」とうれしいやり取りも出来ました。地域の皆さんにもご協力していただきながら、みどり展を進めさせていただけていることに感謝です。
では、早速今回提供していただいた3つの作品をご紹介します。5歳児のクラスで作ってくれたそうですが、細かいところまで作り込んでありますよ。可愛いアイデアも色々。よーくご覧ください。(副施設長 野尻)
【ケーキ】
廃材を利用して作った可愛いケーキ。子供たちが断面を見てデコレーションすることを思いついたそうです。子ども達もサステイナブル!ですね。
【ドールハウス】
画用紙で作ったお人形のお家とお庭です。お庭には子供たちが大好きなブランコや鉄棒・すべり台が用意されています。
【お化粧セット】
おままごと遊びの流れで「マニキュアやブレスレットを作りたい!」という子供たちの声が形になりました。お母さんや大人への憧れでしょうか。キラキラしてますね。
三本木保育所のみなさま、ありがとうございました!
アマビエ
■医療専門職作
衝撃の問題作です!
いつもは凛として、楚々として、まるで可憐な白百合のようにご利用者の健康を支えている緑苑の看護・訓練・歯科衛生士等、医療スタッフによる「アマビエ」の登場です!
「アマビエ コロナに負けるな!おたんこナースヴァージョン」。ここまでやってくれるとは思いませんでした。
全世界に向け、発信するに当たり「本当に本当に素のままでいいの?モザイクかけなくていいの?」私何回も聞いたんですよ。でも本人たちの決意は固く、女優さんの画像を使ったパートさん以外は皆そのままの出来を見ていただくこととなりました。ちゃんとかわいいアマビエちゃんも作ってくれていますので、そちらも併せてご紹介します。
普通、こういうのは相談員や介護職がいやいややらされる施設が多いんじゃないかと思うのですが、嬉々として(?)医療スタッフの皆が取り組んでくれました。こんな素敵な仲間が揃っている緑苑。なかなかいいでしょ?
ただ、このアマビエ、血圧計の前に飾ってあるのですよね。皆さんが測定する時に血圧が跳ね上がってしまわないか、それが心配です…。(副施設長 野尻)
【2020年10月8日掲載作品】
編み物
■ご利用者作
以前から「編み物が元気の源」と話をしてくれていたTさん。
みどり展には毎年作品を出して下さっています。
緑苑に来てから始めた編み物歴は今年で10年目。昼間でも夜中でも時間を見つけてはお部屋で編んでいらっしゃいます。時にはご飯を忘れて編み物に没頭・・・。その集中力が羨ましい。
そんなTさんは今年でなんと98歳。
いつまでも元気に編み物を続けていただきたいですね。
これからも新作を楽しみにしています。(特別養護老人ホーム 小林)
アマビエ
■食事係作
最近絶賛サステイナブリングな緑苑食事係、全て業務で出た廃材で素敵に制作してくれています。せっかくなので素材をちょっとご紹介。
・髪-新聞紙
・うろこ-紙スプーン
・ひれ(?)-納品された野菜が入っていた袋
・波-卵のパック
・波の輝き-カイワレのパック
・額縁・土台-段ボール
という具合です。言われなければちょっとわからないですよね。
コロナ対策で入館制限をさせていただいているので来苑される方も少ないのですが、緑苑の正面玄関で皆さんをお迎えしています。(副施設長 野尻)
書道
■養護老人ホーム職員作
いつもは館内の清掃やお風呂場洗いや消毒の業務を汗だくになって頑張っているのですが、ひとたび筆を握ればこの通り。敬老のお祝いの賀寿者一覧を書いたり、養護の「書く活動」で皆さんにアドバイスをしたりとマルチな才能を活かして活躍しています。
しかし、落ち着いた字って見ているだけで心が静まってすーっとしますね。
(副施設長 野尻)
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