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今年は春の到来が遅く桜の開花が遅れたせいもあり、3月末〜4月初に2カ所の梅の名所を廻りました。京都市伏見区にある城南宮(春と秋の年2回に開かれる「曲水の宴」が有名)では、枝垂れ桜ならぬ枝垂れ梅が林立して圧巻でした。北野天満宮では、紅梅・白梅のほかに桃色や若草色の梅花を見てまわりました。桜の開花の遅れのおかげで、初めて梅の花の見事さを知りました。
私がのんびりと梅の鑑賞をしているとき、政府は関西電力の大飯原発の再稼働を認める方向で動いていました(この一文が掲載されるころには、何らかの結論がでているかもしれません)。
しかも、再稼働の条件である安全対策85項目中33項目が未実施のままで再稼働を認め、その実施期限は項目により1年〜3年の猶予を容認するというのです。これは、科学の現状は地震を予知できないにも拘わらず(地震発生を直ちに感知し揺れがくる前に警告することはできても、地震の時と場所を発生前に予知することは未だ不可能)、政府が「向こう3年の間、若狭湾には福島並みの地震はこない。」と判断したに等しいのです。
しかし、世界的に使用済の核燃料棒の安全な処分についての見通しが全くないにも拘わらず、福島を経験した我が国がこれを再生産する道を選択してはいけないと思います。
試みに地図上で計測すると、大飯原発は、琵琶湖の約35km〜40kmの地点にあります。琵琶湖は瀬田川→宇治川→淀川→大阪湾という経路をたどり、流域の住民(滋賀県・京都府・大阪府)に飲料水を供給しています。大飯原発の再稼働と存続は、福井県民はもちろんのこと、周辺の住民の安全への脅威は計り知れません。
関西経済界は再稼働の見切り発車に狂喜乱舞のようですが、私は「我が亡き後に洪水は来たれ」という言葉を思い起こさざるを得ません。福島を総括せず、疑わしい電力不足情報を鵜呑みにし、節電の知恵を働かせることなく、目前の欲の前に大きな利益を追求する哲学を持たない政府と経済界は、ルイ15世の愛妾と本質的に同じレベルであったのだという歴史の評価をおそれるべきではないでしょうか。
理事 板垣 光繁
(江東総合法律事務所弁護士)
創始者は。 み空を翔(か)けて千の風。 み魂の声は いときびし。
おなつかしや皆の衆。 児童と母。 ご老人たち。
それぞれ生活(くらし)守らんか。
援護と介護どうぞして。 勉しみ励め。 誓ひして。
朝な夕なの わが勤務(つとめ)。 確かと引継げ どうぞして。
ゆめ怠るなと 諭しおり。
どうぞして。 どうぞして。 どうぞして。
と繰り返す。 み空の声が聴こえけり。
平成24年3月21日 上川霊園に花供う
理事 坂本 巌
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